最後のダイエットを始めよう!7日目「ビタミン・ミネラルはそれで足りてる?」
パーソナルトレーナーのクボタユーキです。
ダイエットの基本は身体づくりの本質を理解することだと思っています。
”最後のダイエットを始めよう!37のヒケツ”
ということで、37回の連載で書いています。
7日目は、7/37「ビタミン・ミネラルは足りてる?」
パーソナルトレーナーの窪田侑記です。
これまでタンパク質、脂質、糖質と三大栄養素をお話してきました。
今日は5大栄養素の残りのビタミン・ミネラルです!
ビタミン・ミネラルというと野菜や果物を連想する方も
多いんじゃないでしょうか?
野菜や果物だけでなく、動物性の食品やお水などにも含まれています。
ビタミンとは?
体内で必要な量を作りだせない微量な栄養素。
「微量で体内の代謝に重要な働きをしているにもかかわらず、
自分で作りだす事の出来ない化合物」とされています。
なので、体外から摂取しないといけない必須の栄養素と言われています。
ビタミンをアルファベットで表すと、A,B群、C,D、E、Kとなり、
B群はB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、
ビオチンの8種類、全部で13種類あります。
ビタミンは発見された順にアルファベットの名前が付けられ、
その第1号がビタミンAという感じです。
発見されたビタミンの中には、後になってビタミンと呼ぶには
適さないものだったり、正しい報告で無い事が分かり、
ビタミンから外されたものがあって、連続しないアルファベット順に
なっているものもあります。
ミネラルとは?
ミネラルもビタミンと同じようには食物に含まれている微量栄養素で、
共に身体の働きを整える作用があります。
ビタミンが炭素や水素、酸素等から出来ている有機化合物であるのに対して、
ミネラルは無機物(鉱物)です。
一般にミネラルと呼ばれている
カルシウム・マグネシウム・カリウム・ナトリウム・リン・塩素の6種類と、
微量ミネラルといわれる鉄・ヨウ素・銅・マンガン・亜鉛・コバルト・モリブデン・
セレン・硫黄・クロム・バナジウム・フッ素・ニッケル・ケイ素・スズがあります。
共通点はビタミン・ミネラル共に人体内で合成出来ず食物や飲料水から
摂って行かないと不足がちになる点です。
ビタミンやミネラルが不足すると、身体の機能がうまく働かなくなったり、
病気になりやすかったり、身体がうまく作れなくなったりします。
免疫も下がるので体調が崩れやすかったりします。
またテーマのダイエットでいうと代謝が落ちてしまうので、
体内の栄養をエネルギーとして使いづらくなり、太りやすく、
痩せにくくなります。
しかも何かひとつでも不足すると、他が足りていてもうまく活用することが
できません。バランスよくすべて足りてるように毎日摂らないといけません。
単一で補うのではなく、組み合わせや、もれなく摂ったり、
不足しやすいものをプラスして補ったりということが大事です。
例えば、バランスが崩れるとこんな感じに。
特にダイエットに直結するもので言えば、ビタミンB群。
体内の糖質や脂質をエネルギーに変えてくれるのに必要なビタミンです。
玄米や豚肉、卵、うなぎ、レバー、納豆、大豆などに含まれてるのですが
水溶性で熱に弱いので、摂り方にも注意です。
玄米が主食のころは良かったかもしれませんが、最近は精米することが多く、
ビタミンが不足して、逆に糖を摂り過ぎてしまったり、前回のテーマのように
血糖値が乱高下しやすくなる傾向があります。
またビタミン・ミネラルが不足すると下記のような原因になります。
チェックしてみてください。
- 口内炎
- 肌荒れ
- 髪が傷む
- イライラする
- 生理痛がひどい
- やる気がでない
- 疲れやすい
- 風邪をひきやすい
- シミ・そばかすが気になる
- 貧血気味
- 冷え性
- むくむ
- 目が疲れやすい
- 白髪が多い
- 頭痛や肩こりが酷い
- 虫歯になりやすい
…
これも??って思うのもの結構あったかもしれませんね。
ビタミン・ミネラル不足になるとこういった不調の大きな要因になりえます。
やる気がでないとかメンタル的要因も、ダイエットに大きく関わってきますよね。
(一番大事かもしれませんね。)
ということはきっちり摂ってみると、今まで悩まされてたもの、
体質や遺伝だといって諦めていたものも、解決するかもしれません。
それくらい口から入れるものは大事です!
ダイエットだけでなく、美容も健康にも大切な栄養素ですね。
次回のテーマは、キレイに健康的に痩せられるように
どのように不足なく摂っていくのか、そのコツと考え方を書いていきます。
フルオーダーメイドの身体メンテナンス空間
パーソナルトレーニングスタジオ
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桜十字グランフロント大阪クリニックMedifit 内
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最後のダイエットを始めよう!6日目「血糖値のコントロールがカギ」
パーソナルトレーナーのクボタユーキです。
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”最後のダイエットを始めよう!37のヒケツ”
ということで、37回の連載で書いています。
6日目は、6/37「血糖値のコントロール」
前回の糖質のところで、中性脂肪になって体脂肪として蓄えられる、
すなわち太る原因は糖質の摂り過ぎだと言う話をしました。
その糖質の摂取で考えないといけないのは、量だけではなく
摂り方にもあります。
血糖値のコントロールがダイエットの鍵
インスリンを敵にしてはいけない
- 細胞への脂肪の取り込みを促進
- 脂肪の分解と脂肪細胞から脂肪放出を抑制
- 肝臓や筋肉でブドウ糖からグリコーゲン(貯蔵糖)が合成されるのを促進
- 貯蔵されているグリコーゲンが分解されるのを抑制
- 空腹感と食欲が増す
- タンパク質が劣化するため、シミ・しわ・たるみの原因
- 疲労感が増したり、頭が働かなくなる
- 精神的に安定せずにやる気が起きない
- イライラする
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最後のダイエットを始めよう!5日目「糖質の量をコントロールする」
パーソナルトレーナーのクボタユーキです。
ダイエットの基本は身体づくりの本質を理解することだと思っています。
”最後のダイエットを始めよう!37のヒケツ”
ということで、37回の連載で書いています。
5日目は、5/37「糖質の量をコントロールする」
タンパク質、脂質と話してきましたが、
三大栄養素の最後のひとつは、糖質です。
炭水化物では?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、
炭水化物は糖質と食物繊維などを含めた総称なので、
ここでは糖質とします。
この糖質が脂質と共にダイエットには大きなポイントですね。
多くの方が摂り過ぎな栄養素の代表です。
糖質はどんな食品に含まれているかというと
米、パン、めん、イモ類、根菜類、
果物、お菓子、甘いジュース、お酒、砂糖…
昨日や今日、口に入れたものを思い浮かべてみてください。
もう食べてるものが、ほぼ糖質なんていう人も多いんじゃないでしょうか?
例えば
・イタリアンのランチでパスタにパンがついてくる。
しかもパン食べ放題とか。
・ラーメンにチャーハンや、うどんにかやくご飯のセットを頼むとか。
・別腹とかで、甘いモノを食後にいただくとか。
・お酒飲んだ締めに、ラーメン・うどん・お茶漬けとか。
・食事中や間食中の甘い飲み物とか。
これではほとんどの人が摂り過ぎになります。
一般的に糖質は必要量の19〜60倍も摂り過ぎと言われてます。
ほとんどの太ってしまう原因は糖質のとりすぎかもしれません。
必要量は、1食当たりこぶし1個分程度の糖質食品
(通常のお茶碗1杯分くらい)と言われています。
活動量や性別によって多少違って来ますが。
摂りすぎて、エネルギーとして使われず身体に残った糖質は
中性脂肪から体脂肪に変わり、身体に蓄積します。
仕事中や勉強中などに、今日頭使ったから、
甘いものを食べても平気…と手を出してしまいやすいですが、
そもそも糖質は余っていることが多いので、平気ではないです。
これは実際にこれがそのまま入っているというより、糖質量の目安として
置き換えてる写真です。
ちょっとこの写真を見るとゾッとしますよね。
飲み物は食べ物よりも意識がしにくいので、実は摂りすぎてしまっている
ということが起きやすいので、注意が必要です。
運動中だからって、糖分がたっぷり入ったスポーツドリンクとか
最近はやってますが、砂糖がたっぷりのエナジードリンクも
栄養が足りないからと、糖たっぷりの野菜ジュースとか
甘い飲み物に糖質でできたタピオカが入っているドリンクも
こんなのを無意識に摂っていては、ダイエットが進みません。
しかも砂糖には中毒性もあるので、その点は本当に注意です。
特に子供に与えすぎると落ち着きがなくなったり、集中力が続かなかったり、
次から次へと欲しくなり止まらなくなったりします。
糖が多い生活をしてるとタンパク質が糖化して、細胞の劣化、
老けるのも早くなります。
完全に糖質を断つ必要はないのですが、無意識にとっている分を
まずは意識してみることが大事です。
糖質カット、糖質制限はやってはいけない
ここまで糖質の危険性みたいなことを話しておいて、
真逆のように感じる見出しかもしれませんが、
完全にゼロにしたり、食事中の糖質をすべて制限してしまうのは、
長期的にみるとよくないです。
糖質はエネルギーを生み出すために必要な栄養素で、
完全にゼロにしたり、極端に減らしてしまうと、
筋肉などから分解したタンパク質をエネルギーとして利用したり
して今います。身体は自分を守るために賢く働いています。
身体に余っている体脂肪を優先的に使ってくれたらいいんですが、
そうはいかないんです。その点ではあまり賢くないのか?
ですので、糖質をカットしすぎるとどんどんと代謝が落ちていきます。
一時的にはダイエットが成功したように思うかもしれませんが、
リバウンドしやすく、太りやすい身体になって行っています。
完全に糖質(炭水化物)を抜くのではなく、穀物や野菜、果物などで、
一回の食事で糖質はこぶしひとつ大(お茶碗1杯分)程度、
この量をまずは意識してください!
また一度にたくさん摂らずに、食事と食事の間を十分にあける。
この2つがポイントです。
また糖質は摂り方にもコツが有ります。
食べるときは血糖値が急激に上がらないように気をつけます。
ここは食物繊維を味方につけるといいです。(また次のテーマで詳しく書きます。)
まとめると、
まずは摂り過ぎている糖質をコントロールして減らしてください。
食事や間食の時に選んでる食品や飲み物のチョイスを変えましょう。
糖質を減らして食事の量が同じだと、おかずが必然的に増えます。
するとタンパク質やビタミン・ミネラルの摂取が増えるので、
これも好都合です。
この食事のコントロールだけでも、かなりダイエットが前進します。
できることからやってみてください。
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免疫の”きそ” vol.7 入浴で体温を上げる方法 〜カラダの授業〜
数回にわたって”免疫の基礎”について連載しています。
パーソナルトレーナーの窪田 侑記です。
いま世の中は新型のウイルスによって、混乱しています。
みなさん自粛されて、出かける機会もほとんどなくなってますよね。
vol.2 でも書きましたが、行動量・運動量が減っているため、
体力も衰えてきてしまっているかもしれません。
vol.3 では免疫と日光の関係についても触れましたが、
日光に当たる機会も減ってくると、さらに免疫にとってはマイナスです。
こういった生活習慣の中でも気をつければ、免疫の向上に役立てられる
ことがあります。
そんな免疫・体力をつけるための基礎のお話、
第7回は「入浴で体温を上げる方法」についてです。
なぜ入浴が免疫を高めるのに効果的なのかというと、
体温が1度上がると免疫も37%上がると言われているからです。
35度台だと感染症だけでなく、ガンなどの危険も高まります。
体温が低いと代謝も下がるため、痩せにくく、脂肪もつきやすいです。
「自律神経のバランスを整える=免疫機能を正常に保つこと」につながります。
ダイエットと自律神経については、こちらも参考にしてみて下さい。
入浴の効果
- 体温が上がっているか
- 血行が良くなっているか
入浴するときの注意点
水分摂取を心がける
塩素を取り除くこと
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免疫の”きそ” vol.6 油のバランスと免疫 〜カラダの授業〜
数回にわたって”免疫の基礎”について連載しています。
パーソナルトレーナーの窪田 侑記です。
メディアでも 話題の多くは新型ウイルスの感染症についてですが、
治療や薬、ワクチンの話がほとんどで、栄養管理や免疫力を向上させること
についてはあまり語られてないように思います。
世界に目をやると各国では、新型コロナウイルスに対して、
症状の緩和や重症化の予防のために、栄養的なアプローチを始めたり、
臨床実験をスタートさせたりしています。
日本はなぜかそのあたりにかなり消極的で、
医療的アプローチのみに偏っているなと感じます。
新薬やワクチンももちろん期待ですし、大事なんですが、
すぐに始められる対策としては、組織的にも個人的にも
栄養的アプローチも重要だし、必須だと思います。
有効なワクチンや治療薬については、研究者やドクターに任せて
いま各個人ができることは、予防と免疫を高めておいて、
もしウイルスがきた際も、自らが戦える状態を作っておくことです。
それは新型ウイルスに対してだけでなく他のウイルス、
例えば、今までのコロナ、風邪、インフルエンザ、
花粉や化学物質(PM2.5など)にも効果的です。
身体に入ってくる異物と戦うための免疫力や体力を今からつけていくことが、
- かかりにくくすること
- かかっても発症させないこと
- 軽症に抑え込めることや合併症を避けること
- 回復を早めること
に繋がると思います。
そんな免疫・体力をつけるための基礎のお話、
第6回は「油のバランスを整えること」についてです。
油、いわゆる脂質には、摂った方がいい油と
なるべく避けた方がいい脂があります。
ダイエットなどを意識している人は、脂質をすべて避けたりしてしまう
こともあるのですが、脂が不足するとホルモンバランスが崩れたり、
代謝がうまくいかなかったり、肌がカサカサになったりしてしまいます。
避けた方がいい脂
・酸化した脂(火を入れて時間が経過したもの)
・牛や豚、鶏などの動物性の脂
・植物油
(これは直ちに悪いというものではないが、取りすぎには注意)
摂るべきは、オメガ3
今回のテーマの免疫に関して、最も重要になる油はオメガ3系の油です。
オメガ3には、 抗炎症・抗酸化の効果があります。
オメガ3(リノレン酸)とは魚の油に含まれるDHA、EPAが有名ですね。
サウジアラビアではそこに着目し、経口栄養の補給試験が始まりました。
ウイルス感染で怖いのが、サイトカイン・ストームという免疫の大暴走です。
過剰になりすぎた免疫機能が正常な組織まで攻撃して肺炎につながります。
この機能を正常化することで、重症化も防げるのですが、
この調整にオメガ3の油や抗酸化栄養素が効果的であることがわかっています。
βカロチン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、セレン、亜鉛の
ビタミンとミネラルも同時に摂取するそうです。
いい報告が期待されます。
・オメガ3の効果
抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫調整作用
抗うつ、抗がん、抗動脈硬化、中性脂肪・コレステロールの低下、
血栓防止、神経機能の向上など。
「インフルエンザウイルスの複製を著しく弱めた」という結果も出ています。
マウス実験では死亡率も低下したと発表されています。
ただ、オメガ3はビタミンミネラルに比べると即効性のあるものではなく、
ゆっくりと身体に影響していくので、体感は緩やかなことが多いです。
なので、キッチリと長期的な視点をもって継続していくことが大切です。
またオメガ3だけ摂るのではなく、オメガ6とのバランスが重要。
このバランスが悪いと効果が出ないこともあります。
というよりこのバランスが何よりも重要。
理想のバランスは、
オメガ6:オメガ3=4:1
ただオメガ6系の植物油の日頃からの摂取が多いため、
20:1 や、16:1 になっていることも少なくないです。
なので、増やすべきは、オメガ3、特に魚の油に含まれる
魚はカツオなどにも含まれてますが、効果的に取れるのは
青魚(サバ、イワシなど)です。
DHA、EPAは各年代で不足しているだけでなく、魚の摂取自体も減っています。
また熱に弱い性質もあるので、「できれば生で!」となると不足しがち。
うまくサプリメントを使うことが必要になってきます。
サプリメント選びには、なるべく”汚染の少ない環境で摂れた小魚由来の
DHA、EPAにこだわっているメーカー”のものがオススメです。
また調理に使う油には、オメガ6と3のバランスが、すでに4:1に
設定されているバランスオイルも安価で購入できるので、
そちらがオススメです。
免疫力だけでなく、アレルギーなどの反応も抑えてくれますし、
これからの季節に必須のオメガ3系の油。ぜひ意識してみて下さい。
また脂質とダイエットの参考記事も挙げておくので、
よければこちらも参考に。
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