カラダづくりのいろは

本来のあるべき身体の働きと栄養について、パーソナルトレーナーが発信していきます。

最後のダイエットを始めよう!4日目「脂質のポイントは種類とバランス」

パーソナルトレーナーのクボタユーキです。

 ダイエットの基本は身体づくりの本質を理解することだと思っています。

”最後のダイエットを始めよう!37のヒケツ”

ということで、37回の連載で書いています。

 

4日目は、4/37「脂質のポイントは種類とバランス」

 前回の記事のおさらいですが、身体の材料である5大栄養素

この5つはもうすべて言えるようになりましたでしょか?

これが意識できていないと、食事はしていてもすべて必要なものが

摂れているかわからないということなので、食事をしていても

食事が完成しているか、不完全か、わからない状態ということ

になってしまっています。というお話をしていました。

 

5大栄養素は「糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル」 

今回のテーマはその中でも、脂質に注目します。

 

脂質と聞くとダイエット的には嫌われもののイメージですが、

ホルモンの材料だったり、37兆個ある細胞の膜を作っていたり、

脳の材料だったり、免疫に関わっていたり、重要な材料です。

なので不足すると直ちに健康面でも美容面でも不調になります。

肌がカサカサになってくると脂質不足のサインかもしれません。 


ただ一般的に脂質は必要量の5倍ほど摂り過ぎていると言われていてます。

また脂を摂り過ぎると”太る”っていうイメージがあるので、

ダイエットを考えると減らす人が多いと思います。

油ものをなるべく避けて、、、でも実はそれが危険です。

上記に挙げた不足することだけでなく、バランスが崩れてしまうことが多いです。

f:id:kubota-yuki:20150328235658j:plain

脂のバランスとは何か??

脂質には体にとって、良い油と悪い油があります。

 

摂るべき油の種類

など

これのバランスが

オレイン酸リノール酸=4:1

リノール酸リノレン酸=4:1

となるのがベストな比です。

体内の脂の比と同じなので、負担なく使いやすい値になっています。

これらの油とバランスは、医薬品にも使われるほど、身体が必要な油です。

 

ひとつづつ見ていくと、

 オレイン酸(オメガ9)

オリーブオイルなどに多く含まれる酸化に強い油です。

なので、おいしさも長持ちします。

ただ香りが強いため、揚げ物など調理には向かないです。

 リノール酸(オメガ6)

ベニバナ油とかコーン油など植物油に多いです。

外食とくに揚げ物などが多いと摂り過ぎになってしまうことが多いです。

こういった植物油の過度の摂取はアレルギーやガンなどにつながるとも

言われてます。

 リノレン酸(オメガ3)

亜麻仁油エゴマ油、魚などに含まれる油ですね。

日本人は比較的多くとってると言われてるとはいえ、

最近の食生活では減ってきてる人が多いんじゃないでしょうか?

DHAEPAがこれに当たりますが、サプリで補ってる方も多いかもしれませんね。

 

f:id:kubota-yuki:20200419110642j:plain

f:id:kubota-yuki:20200419110648j:plain

f:id:kubota-yuki:20200419110645j:plain

DHAEPAの摂取状況


リノレン酸系の油は上記の表のように不足しがちです。

植物油のリノール酸が多くなりすぎる傾向があるので、

調整の仕方としては、リノレン酸を増やします。


DHAEPAの不足分をサプリメントで補ったり、

バランスオイルといって、はじめから4:1に比率を合わせてくれている

素晴らしいものがあるので、それで揚げものなど調理に使ったり、

サラダなど料理に手作りドレッシングなどで、かけたりしてます。

 

 

なるべく避けるべき脂質

では避けた方がいい油とは、どういうものかというと、

 酸化した油

身体の酸化はイコール老化なので、極力酸化はさせたくありません。

酸化した油は細胞の老化を早める危険なもののひとつなので避けたい。

・何度も何度も熱を加えた油

・揚げてから時間がたった揚げ物の油

これは酸化が進んでいるので、なるべく摂らないようにしてください。


 トランス脂肪酸

これは水素が化学添加された脂で、プラスチックに化学式が似ていて、

体に入っても分解できないといわれてます。

マーガリンやショートニング、安いサラダ油などはこれが含まれています。

他に食品の裏の原材料の表示のところに、植物性油脂と書いているのは

ほとんどがこのトランス脂肪酸ですね。

 

このトランス脂肪酸が含まれる食品を普通に販売しているのは

日本くらいで、海外では禁止か表示義務があるところがほとんどです。

一度いろいろなものをチェックしてもらうといいと思います。

市販の菓子パンやケーキはとても多いです。

あとは手軽に摂れるカロリー◯イトとか、シリアル系とか。

 

こういった身体が嫌がる良くない脂質を摂ると代謝が落ちてしまいます。

そうすると二次的に痩せにくく、太りやすくなりますね。

また炎症も起きやすいので、ただ身体にとっては負担になります。

この炎症が免疫のバランスを崩したり、アレルギーにつながったりと

言われています。

 

 動物性の脂

これは直ちに悪さをするものというわけではないのですが、

牛豚牛や乳製品ばかり摂り、1週間あたりなどの摂取量が増えると

身体に負担になります。

特に血管系の病気のリスクや、がんの発症リスクがあがるので、

毎日摂るようなことはなるべく避け、魚や大豆などを増やして、

バランスをとることをオススメします。

 

まとめると

脂質は、減らしすぎてはいけない。

摂るべき脂質をとり、避けた方がいい油を減らす。

そして、リノレン酸(オメガ3)などのバランスを意識しましょう!


あなたの油との付き合い方、一度チェックしてみてください!!!

次回はまた他の5大栄養素について取り上げていきます。 

 

f:id:kubota-yuki:20150323141407g:plain

フルオーダーメイドの身体メンテナンス空間
パーソナルトレーニングスタジオ
小顔美容矯正サロン


グランフロント大阪 北館6階
桜十字グランフロント大阪クリニックMedifit 内

MAIL info@rooms-s.com
TEL 090-6067-5514

大阪市北区大深町3-1 北館6階