カラダづくりのいろは

本来のあるべき身体の働きと栄養について、パーソナルトレーナーが発信していきます。

最後のダイエットを始めよう!11日目「注目のファイトケミカルスとは?」

パーソナルトレーナーのクボタユーキです。

 ダイエットの基本は身体づくりの本質を理解することだと思っています。

”最後のダイエットを始めよう!37のヒケツ”

ということで、37回の連載で書いています。

 

11日目は、11/37「注目のファイトケミカルスとは?」

 
日本語に訳すと「植物栄養素」や「植物由来の化合物」と言われるそうですが、
もうファイトケミカルスという名前をよく聞くという人も多いと思います。 

 

第7の栄養素? 

まずこれまで書いてきた5大栄養素をおさらいすると、

タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルでした。

そこに食物繊維も追加されて、6大栄養素と言われるようになりました。
それに次いで最近では、第7の栄養素と呼ばれるくらい注目されてるものが、
このファイトケミカルスです。

聞き覚えのない方もいるかもしれません。たとえば、

トマトのリコピン
ブドウのポリフェノール
ゴマのセサミン
ブルーベリーのルテイン
お茶のカテキン
大豆のイソフラボン
etc

こういったのもは聞いたことがあるのではないでしょうか?
こういったものの総称をファイトケミカルスといいます。
種類は2万以上あると言われてます。

自分で動くことのできない植物が、紫外線や外敵から身を守り、

生存し子孫を残すために生み出したもので、色素であったり、

渋み・苦味といったものでもあり、その多くは皮や種に含まれます。

そのためなかなか食事で補うのは難しいかもしれません。

 

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ファイトケミカルスの効果とは

ファイトケミカルスの成分が特に効果があるのが、「抗酸化=抗老化」という

細胞が恋歌していくのを防いでくれることです。

今までビタミンA、C、Eが抗酸化に最も効果的だと言われてきましたが、

さらに効果があるものとして注目されてきたのが、このファイトケミカルスです。

老化の原因である活性酸素が引き起こす、細胞の酸化を防いでくれる

強い味方なのです。

細胞が酸化してしまうと、代謝も落ちてしまうし、ダイエットに関しても

大敵ですね。

  

ファイトケミカルスの摂り方

・丸ごと

摂取するポイントは食べ方にあります。

「一物全体」という考え方があるのですが、野菜や果物を丸ごと食べることで

必要な栄養素がしっかり取れるというものです。

たとえば、卵も白身と黄身とを両方とってはじめて完全に栄養が取れる

といった感じです。

このファイトケミカルスが多く含まれているのが、皮や種なので

野菜や果物も丸ごと全部食べて、すべての栄養素が摂れるということです。

 

ですので、できれば食材は、丸ごと食べる。

そう考えると大事なポイントは、無農薬で有機栽培されたものかどうか

ということです。

でなければ、農薬や化学肥料まで一緒に摂ってしまうかもしれないからです。

そしてなるべく新鮮なうちに摂ることとで、栄養素を逃がさないことが

ポイントです。

 

・複数一緒に

ファイトケミカルスは、1種類だけでなく複数一緒に摂ると、さらに効果が

アップするとされています。

なのでサプリメントで摂るよりも、食材自体からか、そういった天然由来の

サプリメントから摂るのが効果的になります。

 

最新の研究では、ファイトケミカルスのどの組み合わせが、抗酸化に最適か

というところまで、研究でわかっているそうです。

そういった点を考えると、やはりなるべくたくさんの種類の食材を摂る。

サプリメントで補うのであれば、組み合わせまで考えられた天然由来の

野菜や果物などの植物が使われているものが一番だと思います。

 

サプリメントはビタミンミネラルや、プロテインだけでなく

ファイトケミカルスを摂るということも考えながら選ばれるのが

これからどんどん増えてくるでしょうね。

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