食物繊維で腸内環境を整える~失敗しないダイエット19日目~
パーソナルトレーナーの窪田侑記です。
”失敗しないダイエットのヒケツ37”
19日目は、19/37「食物繊維で腸内環境を整える」です。
前回の腸内環境のデブ菌、ヤセ菌に続き、それに関係する食物繊維について見ていこうと思います。
食物繊維は炭水化物の一種です。
みなさんのイメージの炭水化物と違うかもしれませんが、
炭水化物=糖質+食物繊維
といった感じで炭水化物なんですね。
消化されないので、ビタミンやミネラルのように吸収される栄養素ではなく、体内を通過することで、ダイエットや美容・健康に有効な働きがあることがわかっています。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維
食物繊維には2種類あります。
・不溶性食物繊維
名前の通り、水に溶けない食物繊維で、体内で水分を含むことで大きく膨らみ、便と合わさることでカサ増しし、便通を助ける働きがあります。
ただ腸内環境が良く、腸がうまく働いてればいいのですが、もともと便秘がひどい場合は、不溶性食物繊維を摂ると、逆に詰まりやすく出にくくなることもあるので、まずは腸内環境を整えることが必要です。
食物繊維=便通
という安易な考えは、注意が必要です。
・水溶性食物繊維
水溶性は体内で水に溶けてネバネバのゲル状になります。
このネバネバがゆっくりと体内を移動するため、糖質などの吸収を抑えてくれたり、ゆるやかにしてくれるなどの働きがあります。
この働きが糖化を防ぎ、ダイエットやアンチエイジングの美容・健康に非常に有効です。
糖化に関しては、以前まとめてある血糖値についての記事をご覧ください。
特に糖質を摂るような食事前に、水溶性を摂っておくことが重要なポイントです。
また水溶性食物繊維は、もうひとつ大切な役割があります。
ビフィズス菌や乳酸菌などの、腸内に住む善玉菌のエサになります。
腸内環境を整えるためには、食物繊維も欠かせません。
食物繊維を含む食材
しかし日本人の食生活は全体的に食物繊維不足です。
一日に必要摂取基準は、男性20g以上、女性17g以上。
・水溶性食物繊維
アボカド、納豆、プルーン、インゲン、ごぼう、キウイなど
こういったものに多く含まれています。なかなか毎日摂りにくい食材も多いと思います。
そこにプラスしてサプリメントを利用し、補うのがいいと思います。
栄養素を吸収するのも腸。太る原因の余分なものも吸収するのは腸。
腸を整えて味方にすることで、ダイエットはスピードアップします。
食物繊維をぜひ意識してみてください。
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