カラダづくりのいろは

本来のあるべき身体の働きと栄養について、パーソナルトレーナーが発信していきます。

自律神経を正常にすることがダイエットの王道~失敗しないダイエット26日目~

パーソナルトレーナーの窪田侑記です。

”失敗しないダイエットのヒケツ37”
26日目は、26/37「自律神経を正常にすることがダイエットにつながる」です。

 

モナリザ症候群というのを聞いたことがありますか?
国際肥満学会で発表されたものですが、
Most Obesity Known Are Low in Sympathetic Activityの頭文字をとって、
MONALISAなんです。
直訳すると「肥満者の多くは、交感神経の働きが低下している」という意味です。
 

交感神経の特徴

逃走・闘争本能
日中の活動的な時に主に優位に働く
ストレス時に過剰に働く
胃の活動を活発にし、脂肪の分解や燃焼にも関与。交感神経の働きが悪くなると脂肪が燃焼しにくく、脂肪を減らしにくい体質にも。

副交感神経の特徴

夜間や寝ているときに優位に働く
休息や修復といったリラックスしている際の活動を司る
腸の活動が活発になり、栄養の吸収や蓄積をしやすくなる
 
この交感神経と副交感神経と合わせて、自律神経と言われます。この自律神経の乱れが、肥満の原因だということです。

あなたのダイエットがうまくいかないのは、自律神経が原因かもしれないですね。

 

これらの自律神経は、代謝、内分泌(ホルモン)、免疫に関わっています。

ダイエットや健康のためには、体質改善が必要だと言われますが、それはこの代謝と内分泌と免疫を整えることが必要だということです。

「忙しい現代人には自律神経のバランスが乱れて、交感神経が優位なままの人が多い」と言われています。自律神経は、自分の思考や意識とは関係なく、心臓を拍動させたり、汗を体外に排出したりと生命維持活動に欠かせない役割をしています。

この活動や反応をうまくコントロールして、ダイエットを進めていきましょう。

 

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代謝を上げる

自律神経の代謝に働きますが、主に内臓の働きや血流、代謝をコントロールしています。交感神経と副交感神経が交互に、活発に働くのが理想ですが、交感神経優位な状態が続きバランスが乱れると、体の代謝機能も乱れて、「食べたものの代謝が滞り、脂肪として溜め込まれやすくなります。それが“太りやすい”原因です。

 

ダイエットの栄養に関して今まで色々な視点で書いてきましたが、その栄養素がしっかり消化、吸収されているかは非常に大事なポイントです。体の隅々の細胞にまで栄養が届けられ、代謝を維持する事が大事で、そのためには腸で栄養を十分に吸収することが大前提です。その栄養を含んだ質の良い血液を全身の細胞に届けるための血流の良さも自律神経が担っています。


自律神経は交感神経と副交感神経の両方の活動レベルが高いのが理想。

ですが、現実には少しのストレス程度で副交感神経の働きはすぐに下がり、交感神経優位になります。血流が悪くなり、それが常態化すると太りやすくなります。

水分の代謝もその一つです。体内の水分を上手に調節できなくなると、余分な水分が体内に蓄積し、むくみを引き起こしてしまいます。また、自律神経の体温調節機能や血液循環の調整がスムーズに働かなければ、冷えを生じてしまいます。

 

自分の自律神経のバランス考えてダイエットに役立てましょう。 

 

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自律神経を整える習慣

それはなるべく規則正しい生活を心がけることです。

目覚め

まず朝陽を浴びる。陽の光を浴びると体内時計がリセットされます。しっかりと朝には身体が朝と判断できるようにします。寝る14時間前に陽を浴びるのがベストです。14時間後には自然に睡魔が来て、眠りやすくなります。

朝食と排出

また朝食をとることも代謝をコントロールするにはいいです。ですが何を食べてもいいかということではなく、タンパク質を摂るのがポイントです。朝にタンパク質を摂ると身体が起きるのが早くなるので、1日の基礎代謝も増えます。

卵やお魚、豆腐、納豆などがいいかもしれません。私はそれでも起きてすぐに食べるのが苦手なので、プロテインだけを摂るようにしています。植物性(オールプラント)のプロテインはお昼まで十分に持つくらい、腹持ちがいいです。

基本的に朝は排出の時間なので、食べないほうがいいと言われる方もいます。そういう人も私みたいに固形はとらないのがオススメです。

午前中は排出の時間ということなので、しっかりと毎日排便をする習慣をつけるのも大切です。副交感神経の反応として、非常に重要な活動です。

適度な運動

日中には、適度な運動をしましょう。運動まではいかなくても、活発に身体を動かすことが大事です。身体を動かすことで交感神経を刺激されます。

最近はオフィスワークが多く、座ったままや、立ったままなど身体は動いていないのに脳は活発に動いていることが多くなりました。

身体はリラックス、脳は活動的。このミスマッチが自律神経を狂わせる大きな原因です。毎日ではなくてもいいので、定期的になるべく身体を動かして、ミスマッチをリセットする機会を週のどこかで作ってください。

これが適度な運動が必要とよく言われる理由です。

寝る前のリラックスタイム

また逆に夜間には副交感神経を優位に持っていくために、なるべくリラックスをこころがけます。入浴をする習慣を持ってください。シャワーではなく、湯船につかりましょう。ダイエット、美容のための入浴法は改めてまとめます。

 

寝る前に近づくにつれて意識して欲しいのが、ブルーライトを浴びないということです。ブルーライトの最たるものは太陽光なので、朝に浴びるものですね。

これが室内でも存在します。蛍光灯、テレビ、パソコン、スマートフォンなどです。

寝る直前までこういったものの前にいる、画面をずっと見ていると身体はリラックスしたいのに緊張状態になってしまいます。また情報をどんどん入れると脳も活動的になるので、リラックスしたい身体とはまたミスマッチを起こします。

 

リラックスするためのルーティーン、習慣を作ってみてください。これで身体の反応が上がります。

なるべく規則正しい生活を心がけて、カラダの仕組みをしっかり回しましょう。

睡眠、入浴、就寝前の食事に関しては、もう少しまとめたいと思います。

 

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