カラダづくりのいろは

本来のあるべき身体の働きと栄養について、パーソナルトレーナーが発信していきます。

正しい歩き方でスタイルアップ〜失敗しないダイエット33日目〜

パーソナルトレーナーの窪田侑記です。

”失敗しないダイエットのヒケツ37”
33日目は、33/37「正しい歩き方でスタイルアップ」です。

 

前々回に基本的な動作の一つとして、立ち方のお話をしました。
キレイな立ち方はできるようになってきましたでしょうか?
今回のテーマは歩くです。
当然、歩く前に立っている訳なので、立っている姿勢が乱れているとキレイには歩けません。
前回の腹圧を高めることと、立ち方を振り返りながら読んでいただければと思います。

 

街中を歩いていても、よく人の歩き方が気になりますが、中でもよく見かける悪い例をあげたいと思います。自分が当てはまっていたら注意してください。

自分では分かりにくいかもしれないので、仲のいい人に自分の歩き方を聞いたり、見てもらうのもいいかもしれません。

悪い歩き方

  • 背筋が曲がっている、もしくは腰を反りすぎている
  • お尻を振りながら歩いている
  • 体をツイストさせて歩いている
  • 足をするように歩いている
  • つま先が内股やガニ股になっている
  • 一直線上を歩いている
  • 大きく足を広げて歩いている
  • 膝が伸びきっている、もしくは曲がりすぎている
などです。
 
こういった歩き方は、身体が機能的に働かないため、ある場所に負担がかかったり、腹圧が抜けてしまって力が発揮しづらかったり、かえって悪い姿勢になっていったりもします。街中でも、しんどそうに歩いている方がほとんどじゃないかというくらいよく見かけます。立ち方・歩き方を見直せば、もっと楽に日常生活を送れると思いますし、楽だと感じれば自然と身体を動かす機会も増えると思います。
 
エクササイズ的な負荷をかけるような歩き方をされている方もいらっしゃいますが、それがかえって不自然な歩き方になっています。
ランニングもウォーキングもそうですが、故障をしない人は自然とうまく身体が使えていることが多いです。逆に故障したり、違和感がある人は見直されるといいと思います。マメやタコなどの原因もそこにあります。

f:id:kubota-yuki:20150529155042j:plain

正しい歩き方

・姿勢

まず、背筋が曲がっていたり、反りすぎたりというのは立ち方と同じなので、まず動かない立位の修正から行ってみてください。

・機能的な身体の使い方

女性に多いですが、お尻がプリプリ振りながら歩いている方がいます。こういう方は片足立ちがうまくできないことが多いです。フラフラしたり、外側に身体が流れてしまったり。骨盤周りの筋力不足が原因でそういった歩き方になります。
こういう歩き方は一見かわいいかもしれませんが、そのまましていると股関節もうまく使えないですし、特に下半身がどんどん太くなって行く可能性が高いです。
 
また一直線上を歩くのもよくないです。キレイに見える歩き方と、正しい歩き方は違うので、モデルのように普段から歩いていればいいかというと、それは違います。あれは特別な場面で使うものです。普段は一直線を踏まないように足幅をそのまま真っ直ぐ前に動かしていき、真ん中に一本中心線があるとすれば、その外側に足をついて歩いていくというイメージで歩くことを心がけてください。
一本線の上を歩くように身体を使うと、股関節がうまく機能しないだけでなく、腹圧も下がってしまいます。
 
私生活ではあまりいないかもしれませんが、エクササイズとしてウォーキングをされている方に、大きく足を開いて一歩を大きくしながら歩いている方がいます。エクササイズとしてなるべく負荷をあげようと、そういう歩き方をしているんだと思います。その場合は、腕も大きく振りながらという感じですが、これも正しい歩き方ではないです。ヒジを90度に曲げて、後ろに引くイメージでの腕振りは、かえって身体が前に行く力を妨げます。多少、消費カロリーは増えるかもしれませんが、ダイエット効果としてもほとんど誤差くらいじゃないでしょうか。それよりも正しい歩き方をして、機能的に体を使えた方がプラスに働きます。
大きく足を広げて歩くと、膝が伸びすぎてしまいます。すると着地の際にブレーキをして働いてしまい無理に力が加わってしまうので、膝は伸びすぎないように気をつけてください。
 
歩き方のイメージは、この写真のような感じです。
写真では分かりにくいかもしれませんが、自然体だというのは伝わると思います。
これらの各フェーズでの意識するポイントもあるんですが、ここではややこしくなるので、それは一旦置いておきます。
 

f:id:kubota-yuki:20150529155344p:plain

・重心移動

つま先の向きを意識してみてください。外向きに向いていたり、内側に入り過ぎていたりする場合が結構多いです。
そうなるとふくらはぎや太ももが張り出してきてしまったり、お尻が使えなくなるのでたるんできたりしてしまいます。
 
正しい歩き方の接地はカカトからで、そこから小指側を通り、拇指球から親指に抜けていきます。最後に足指で地面をとらえられているかも大事です。
足指で地面を捉えることで、ヒザが抜けそのまま前方へ脚を持って行きやすくなります。このヒザが抜ける感覚は、ランニングの時もよく使います。

f:id:kubota-yuki:20150529155532g:plain

f:id:kubota-yuki:20150529155524j:plain

 
悪い例として、特につま先が外に向いている人は、カカトからそのまま親指側に抜けていくので、土踏まずがなくなってきて扁平足になってきてしまいます。(写真左側)
足裏の状態が悪いと、その上の姿勢までバランスを崩していってしまうので、あらゆるところへ影響してきます。正しい接地と重心移動が大切です。
 
 
前に振り出される足の上に胸の重心を乗せていくような感じで、前方に移動していくイメージで歩いて行くと自然だと思います。大きく足を降り出す必要はありません。
腕は自然とついてくるように振れば、前方に足が接地するときにお尻をかすめていくような感じになります。
 
この力みのない自然とした歩き方を手にできれば、とても楽に移動できます。
顔を上げて、周りの景色なども楽しむ余裕もできるでしょう!
立つ、歩くというのは本当に動きの基本となるところなので、ぜひ意識してみてください。体型にも非常に影響しています。

 

f:id:kubota-yuki:20150323141407g:plain

フルオーダーメイドの身体メンテナンス空間
加圧パーソナルトレーニングスタジオ
小顔美容矯正サロン


大阪府大阪市北区豊崎3-17-3ー605

御堂筋線 中津駅 徒歩2分、阪急梅田駅 徒歩7分、JR大阪駅 徒歩10分
※近くにコインパーキング有

MAIL info@rooms-s.com
TEL 090-6067-5514

腹圧を高めてインナーマッスルを強化〜失敗しないダイエット32日目〜

パーソナルトレーナーの窪田侑記です。

”失敗しないダイエットのヒケツ37”
32日目は、32/37「腹圧を高めてインナーマッスルを強化」です。

 

前回は姿勢を正しくするということで、基本の立ち方について書きました。
ぜひ前回をおさらいしてから、今回のテーマをお読みください。

 
この基本の立ち姿勢から、無意識の状態や動いてる時でも安定できるようにするための、身体の調整をする必要があります。
そのまず一歩が腹圧を高めることです。それに関係するひとつの筋肉が腹横筋という腹筋です。体幹トレーニングとかで聞いたことある人も多いんじゃないでしょうか。
 
この筋肉にしっかり刺激を入れることで、姿勢が整いやすかったり、内臓を正しい位置に押し込んで置いてくれるので、内臓の働きが良くなったり体温が上がったりぽっこりお腹が引っ込んだりと、非常に様々なダイエット効果にも直結してる重要な場所です。
ここの筋肉に力が抜けている人が、入るようになるだけで、ウエストがダウンしたりと即効性もあります。当然また抜けるだけで戻りますが。。
 
あとお腹を凹ませたいからといって、いわゆる腹筋運動の起き上がる動作をしても、ほとんど効果はないです。あれはお腹をへこませる筋肉のトレーニングではないし、脂肪を燃焼させる運動でもないので。
それをふまえて、以下のトレーニングを見てください!
 

f:id:kubota-yuki:20150527105507j:plain

腹圧を高める方法

腹圧が高まり、体幹が安定するとアウターと呼ばれる外側の大きな筋肉を使わず
骨格で立てるようになります。まずこの状態で立てるかが第一歩。
それができると無駄な力が抜けるので、疲れにくくもなります。
歩いてても、走っていても、身体を動かしている中で、いい体勢がとれるようになるので、身体が軽くなり、動いたり歩いたりするのが楽になってきます。
そうなると自分から身体をどんどん動かしたくなてきます。気分も軽くなりますね!
 
ランニングもここまでやってから走った方が効果もありますし、故障も減ると思います。ランナーだけでなく、他のスポーツにも言えることだと思います。
それくらい基本的な筋肉ですね。
 
まず前回に書いたように基本姿勢でまっすぐ立つように意識して、お腹周りに力を入れていくだけで、ある程度、腹部の深層筋に刺激は入ります。
これだけで少しトレーニングになるので、まず是非やってみて下さい。
 
それが出来るようになると、次はその姿勢のまま大きく呼吸していきます。
吸ったり吐いたりしながらでも、お腹の力が抜けないように意識します。
ここから他の体幹トレーニングを組み合わせてさらに効果が引き出せるようになります。

ここまでがうまくできない人は、筋肉が固まり過ぎていて思ったような姿勢がとれないこともあります。もしくは、力の入れる感覚がわからないという人。
その場合は固まっている筋肉はほぐし、使いにくく弱っているところには刺激を入れることで、楽にこの姿勢が取れるようになってきます。
なのでどうしてもしんどい人は、次のエクササイズやストレッチをおすすめします。

では腹圧を高め、体幹を安定させるためのトレーニングを紹介します。
 

腹圧を高めるエクササイズ

f:id:kubota-yuki:20150527104706j:plain


①まず仰向けに寝転がります。
膝を90度にまげて立てます。足幅は腰幅(こぶし一個分あける)くらい開きます。

ニュートラルポジションをとるのと同じように、肩は力まないようにしながら床につけます。
腰の後ろは床との間に、手のひら1枚入るくらいスペースを作ります。
すると写真のように骨盤の前に手を置き三角形をつくると、床と並行の位置くらいになります。
これが基本姿勢です。

③この姿勢が崩れないように呼吸でエクササイズしていきます。
大きく息を吸って、ゆっくり吐いていきますが、吐くときは最後まで
お腹を凹ますように吐ききります。
するとお腹の奥から少し押し上げるように力が入ってくると思います。
それを感じてみてください。
その力がはいるところが、体幹の一番インナーの筋肉になります。
この呼吸動作を5~10回程度繰り返します。

この呼吸動作に慣れてきたら、お腹の力入れたまま胸に呼吸を入れ、呼吸します。
お腹は凹ましたまま、肋骨の上部の方の胸を開きながら息を吸い、お腹の力が抜けないように吐いていきます。これも同様に繰り返します。

はじめはこれで十分にトレーニングになります。しっかりやると結構しんどいです。
この呼吸動作の後に、立ってみると体幹が働いて、ニュートラル姿勢が
取りやすいのがわかるんではないでしょうか?

これが出来るようになると、動きや体制の変化も加えて、他の体幹トレーニングをさらに効果が引き出せます。


これだけでもきっちりやれば、ウエストダウンしますし、ダイエットしていく上で内蔵の位置というのはとても重要なポイントです。
私生活の身体の使い方や姿勢が崩れてくると、また重心位置も乱れてくるので、今回の立ち方とインナーに関してはできるまで何度でも繰り返してください!
大事です!!!

わからなければ、質問でもどんどんくださいね。
 
 
この基本姿勢ができるようになれば、よく見かける次のようなエクササイズも非常に有効になってくると思います。

locari.jp

 

f:id:kubota-yuki:20150323141407g:plain

フルオーダーメイドの身体メンテナンス空間
加圧パーソナルトレーニングスタジオ
小顔美容矯正サロン


大阪府大阪市北区豊崎3-17-3ー605

御堂筋線 中津駅 徒歩2分、阪急梅田駅 徒歩7分、JR大阪駅 徒歩10分
※近くにコインパーキング有

MAIL info@rooms-s.com
TEL 090-6067-5514

正しい姿勢で立つこと〜失敗しないダイエット31日目〜

パーソナルトレーナーの窪田侑記です。

”失敗しないダイエットのヒケツ37”
31日目は、31/37「正しい姿勢で立つこと」です。

 

これまでは身体の内面からのダイエットについて、いろいろとテーマを書いてきました。
確かにダイエットの場合は、内面にからのアプローチが8割、外的なアプローチが2割くらいでしょうか。まぁ相互に作用しているものも多いので、簡単には言えませんがイメージはそんな感じではないでしょうか。
 
そして身体の使い方で基本になる動きは
  • 立つ
  • 歩く(走る)
  • しゃがむ、立ち上がる
だと思います。これがキレイにできれば姿勢が良くなるだけでなく、美脚にもなりますし、ボディラインも整ってきます。
「そんなの誰でもやってるやん」というわけじゃなく、正しく出来てない人が多いんです。なので、姿勢や骨格・筋バランスが乱れたりしてくるんですね。
 
今回から身体の使い方やトレーニングについて書いて行きたいと思います。
まず正しい立ち方から見ていきましょう。
 

f:id:kubota-yuki:20150523212152j:plain

基本の立ち姿勢 

キレイな身体をつくるためにも、ベースの姿勢は大事ですよね。
痩せてても姿勢が悪いとキレイとはいえません。
そもそも姿勢がくずれていると代謝も落ちますし、流れが悪く老廃物が溜まったり、疲れやすかったり、怪我やこりが多くなったりと問題が多くなります。
使う筋肉もバランスが悪くなってるので姿勢が崩れるんですが、これはダイエットからも遠回りです。

ということで、まずしっかり立てることが今回のテーマです。
姿勢をきれいにしてくださいと言われると、背筋を伸ばし、胸を張りという風に意識される方も多いですが、それは本当は正しい姿勢なのか、一度チェックしてみてください。自分ではなかなか見にくいかもしれないので、誰かに見てもらうといいかもしれません。
 

f:id:kubota-yuki:20150525135233j:plain

☆キレイな立ち方のチェック方法

①まず壁の前にこぶし一個分ほどの足幅で立ち、かかとを壁につけます。
②お尻、肩、後頭部が壁につくようにします。
③その状態で、腰の後ろは手のひらが一枚ギリギリ入るくらいのスペースを保ちます。
 腰を反りすぎてスペースが空きすぎてる方は、少しお腹を引き込むように力を入れます。
④そのままの体勢で、壁から一歩前に出ます。するとくるぶし、膝、
 大転子(骨盤の横に出ている太ももの骨)、肩、耳がまっすぐ一直線にきます。
 かかとに重心が乗ってきた感覚もあると思います。


f:id:kubota-yuki:20150523211115j:plain

やってみて、いかがでしたか?

そのとき違和感がすごいある人が多いと思います。
ということは普段はそんな姿勢なんてとってないということですね。
 
なので、この正しい姿勢も一瞬今やってみても、歩き出したり、動き出したらもういつもの自分の姿勢に戻ってしまいます。
よくどんな姿勢がいい姿勢なんですかって聞かれますが、それをその場で知ってもあんまり意味がないんですね。
 
ではどうすればいいのか?
この正しい姿勢がなるべく自然に取れるようになるためにはどうすればいいのか?
 
それは筋肉を正しく働かせて、重心の位置を整えることです。
この正しい姿勢がニュートラルポジションです。
無意識に崩れている方が多いので、違和感というより、この姿勢がキツい方も多いと思います。

ですが、本来はこの姿勢が一番負担も少なく、力が発揮しやすい姿勢です。

 

では、なぜしんどいかというと、普段使っていない筋肉が働くからです。
その普段使っていない筋肉のスイッチをOFFからONに変えるだけで、違和感がなくなってきますし、正しい姿勢に近づいてきます。
ここが乱れることで、下腹がぽっこりでたり、肩こり・腰痛につながったりもするので、改善させていきましょう。
 

足の姿勢と重心位置

次に足の重心位置について見ていきます。
上記に書いたキレイな立ち方がやりにくい方は、ここが乱れていることが多いかもしれません。

f:id:kubota-yuki:20150525135659p:plain

f:id:kubota-yuki:20150525135705p:plain

ここが内側に傾いてしまうことで、土踏まずがなくなり、偏平足のように床にひっついてしまいます。
足を見ると土踏まずがあるのに、立ってみるとなくなるという人も多いと思います。
それは重心位置が悪かったり、筋力が弱いために体重で土踏まずがつぶれちゃってるということです。
 

f:id:kubota-yuki:20150525135935j:plain

足にはアーチというものが、3つあり、それが機能することでテントのように持ち上げられて安定しています。これが理想の状態です。
そのアーチがつぶれてしまうことで、足自体が内側に倒れたり、外側に倒れたりしてしまいます。
それが原因で、その上の姿勢も乱れてきます。足が地面への唯一の接地面なので、ココが乱れると当然上にも伝達されていくわけです。

f:id:kubota-yuki:20150525140144p:plain

なので、ここを修正するとO脚やX脚も正常に戻ってきます。
「下半身に肉がつきやすい」と悩んでる人も多いと思いますが、ここを意識して修正することで改善もしていきます。
ダイエットにつながるので、まずチェックしてみてください!
 
 
その改善のためには、特にお腹のインナーマッスルという一番内側の腹横筋という腹筋が、最初のポイントです。ここがOFFになって姿勢が崩れている方が多いです。
その腹圧を高める方法について、次回は書いていきたいと思います。
 
 

f:id:kubota-yuki:20150323141407g:plain

フルオーダーメイドの身体メンテナンス空間
加圧パーソナルトレーニングスタジオ
小顔美容矯正サロン


大阪府大阪市北区豊崎3-17-3ー605

御堂筋線 中津駅 徒歩2分、阪急梅田駅 徒歩7分、JR大阪駅 徒歩10分
※近くにコインパーキング有

MAIL info@rooms-s.com
TEL 090-6067-5514

遺伝子検査で自分の肥満リスクを知る〜失敗しないダイエット30日目〜

パーソナルトレーナーの窪田侑記です。

”失敗しないダイエットのヒケツ37”
30日目は、30/37「遺伝子検査で自分の肥満リスクを知る」です。

 

あの人と同じものを食べてるはずなのに、私だけ太ってる気がする。
あんなに食べてるのに、あの人はなんで細いんだろう。
そんなことを考えたことがある人は多いと思います。
 
それは気のせいではなくて、実はそういう人による違いは確かにあります。
それは体質もありますが、遺伝子レベルでもある程度の違いがあります。
今は結構安価で、DNA検査ができて自分の遺伝子の肥満リスクや美容リスクがわかるので、チェックされてもいいと思います。おもしろいです。
ただ安価なだけで、きっちり検査できないものもあるようなので、ご相談いただければきっちりした会社のものをオススメします。検査の方法は非常に簡単で、綿棒のようなキットで口内の細胞をクリクリと回しながら付着させ、郵送で送るだけです。
 
遺伝子を調べると何がいいかというと自分に合った対策を、回り道せずにできるといことですし、いろいろなことを試してみるコストも節約できます。
自分に必要なものの優先順位がはっきりするんじゃないでしょうか。
自分の設計図は一生のうちに一度は見られておいたほうがいいと思います。
 

f:id:kubota-yuki:20150520151326j:plain

DNAの肥満リスクとは?

大きく分けると3つのリスクがあります。
  • エネルギー消費が減り皮下脂肪がつきやすく太りやすい人
  • 内臓脂肪が蓄積しやすく糖質で太りやすい人
  • タンパク質をエネルギーにしやすく代謝が落ちやすい人
といった3タイプです。当てはまるものがいくつもある人もいれば、ひとつだけの人もいますし、リスクが高い人もいたら、当てはまるものはあるけど、それほどリスクが高くない人もいます。本当に個人差があるので、おもしろいです。
痩せている人でも、意外にリスクは高かったりもしますので、調べてみるまでわからないです。
 
細かく見ていくと、肥満のリスクになる遺伝子は大きく3つあります。

アンカップリングプロテイン1(UCP-1)

褐色脂肪細胞には通常の白色脂肪細胞とは違い、余分な体脂肪を燃焼する働きがあります。この褐色脂肪細胞は、非常に量が少なく、筋肉が少なくて体温を保つ機能がまだ発達していない子どもには多く存在しているのですが、大人にもなるとだんだん減ってしまいます。
その褐色脂肪細胞にある特殊なタンパク質がUCP-1です。熱を作る働きのこの遺伝子の変異があると褐色脂肪細胞の働きが落ちるため、太りやすくなります。
 
これは皮下脂肪のつきやすさにも関連していると言われており、変異を持っている人では持っていない人と比べて基礎代謝量が100kcalほど低く、下半身を中心に皮下脂肪をためて太りやすくなります。日本人の4人に1人はこの遺伝子の変異を持っています。
 

β3アドレナリンレセプター(β3-AR)

脂肪細胞などにある物質で、交感神経からの指令で分泌されるアドレナリンと結合することで、脂肪細胞に蓄えられていた中性脂肪を分解して、燃焼しやすい状態にする働きがあります。
この遺伝子に変異がある人は体脂肪が分解されにくいので、太りやすくなり、糖質を過剰に摂取するとお腹周りに脂肪がつきやすくなります。
基礎代謝が200kcalほど少ないため、ダイエット後もリバウンドを起こしやすい傾向があります。日本人の3人に1人はこの傾向があるようです。
 

β2アドレナリンレセプター(β2-AR)

脂肪を分解しやすく、筋肉がつきにくいといった性質のある遺伝子です。この遺伝子に変異があるとタンパク質をエネルギー源として使いやすく、基礎代謝量が通常と比べて200kcalも高いため、体型は細くなりやすい傾向があります。
一見非常に良さそうではありますが、タンパク質をエネルギー源として使うと筋肉が衰えて、代謝が下がりやすいという傾向もあり、一度太ってしまうと痩せにくくなるという恐れがあるのがこの変異の特徴です。日本人の6人に1人はこの変異を持っています。
 
 
私は、先天的な遺伝子の体質はβ2-AR型だったので食べても太りにくいですが、筋肉がつきにくいといった遺伝子型でした。そう考えてみると思い当たることはたくさんあるなという感じです。友人も何人か検査しましたが、細いのに意外なリスクが高い人やダイエット頑張っているけどなかなか結果が出にくい原因がわかったりと、とても興味深いです。
この遺伝子の変異によって個別に栄養やトレーニングの指導もできますので、あなたに合ったマンツーマンの指導の的確さも上がると思います。ですので、希望される方はご相談ください。
なんとなくこれに当てはまりそうだなと思っていても意外なリスクが見つかるかもしれません。
これはやってみないとなんとも言えないですね。
 
ただ遺伝3割、環境7割と言われていますので、遺伝子の問題だからとあきらめずに、それに対処する生活習慣を身につけましょう。それで解決することも多いです。
 

遺伝子の傾向によって特に気をつけるべき対策

特に気をつけるものなので、ベースの食習慣や生活習慣がなるべく整っていることが前提ではあります。その上で優先順位を上げるべきものは以下のようなものです。

UCP-1 脂質摂取リスク型

油の摂り方に注意し、炎症が起きるような植物性の油や酸化した油などを摂りすぎない。
またオメガ3系の油を積極的に摂取する。

kubota22.hatenablog.com

 

β3-AR 糖質摂取リスク型

糖質の摂り方に気をつけ、量も過剰にならないようにコントロールする。
ゆっくり噛んで食べ、早食いをやめること。
また燃焼系のビタミンBや、ギムネマ・キトサン、白インゲン豆に含まれる糖質の吸収を抑えてくれるサプリメントも有効だと思います。

kubota22.hatenablog.com

 

β2-AR エネルギー消費リスク型

筋力トレーニングを行い、エネルギー代謝を高める。
また姿勢や筋力バランスも意識するようなトレーニングを行う。
そして、タンパク質が不足しがちなので、プロテインなどを利用し、十分に摂れるようにする。

kubota22.hatenablog.com

 

自分の肥満リスクを考えながら、過去記事を少し振り返ってみてください。

トレーニングや姿勢などについては、また改めて書きたいと思います。
また美容リスクに関しては、今回のテーマには入れていないので、それも改めて書こうと思います。
 

f:id:kubota-yuki:20150323141407g:plain

フルオーダーメイドの身体メンテナンス空間
加圧パーソナルトレーニングスタジオ
小顔美容矯正サロン


大阪府大阪市北区豊崎3-17-3ー605

御堂筋線 中津駅 徒歩2分、阪急梅田駅 徒歩7分、JR大阪駅 徒歩10分
※近くにコインパーキング有

MAIL info@rooms-s.com
TEL 090-6067-5514

ダイエットにつながる入浴法〜失敗しないダイエット29日目〜

パーソナルトレーナーの窪田侑記です。

”失敗しないダイエットのヒケツ37”
29日目は、29/37「ダイエットにつながる入浴法」です。

 

前回は自律神経を左右する睡眠について書きましたが、もう一つ大きな影響を与える生活習慣が入浴です。
シャワーで済ませてしまっている人も多いかもしれませんが、ダイエットや美容・健康のことを考えると湯船につかるというのは非常に大切です。
 
ダイエット効果のある入浴法はいろいろあります。ぬるめのお湯で半身浴がいいとか、逆に熱めのお湯がいいとか、何度か反復するようなものとか。
それぞれの特徴があるので、自分に合ったものを見つけられるといいと思います。
 
ただ自律神経のことを考えると、夜寝る前に入るのであれば、ぬるめの38〜39度くらいにゆっくりつかるのがいいんじゃないでしょうか。40度以下であれば、副交感神経が働きやすくなります。寝る前の時間帯は副交感神経を優位にして、なるべくリラックスできるようにした方がいいです。
熱いお湯につかると、逆に交感神経が優位になるために、身体は覚醒するようになります。
 

f:id:kubota-yuki:20150513202453p:plain

入浴の効果

ただ体の表面があったかくなるのと、体の芯から温まるのは違います。
ですので運動で自分で熱を生み出すことと、外部から体が温められることの違いは少し意識されたほうがいいかもしれません。
 
また汗をかけば痩せると思われている方も多いですが、それは水分が出ているだけです。その分、確かに体重は減るかもしれませんが、脂肪を減らしたいわけで、水分の分だけ体が軽くなってもしょうがないわけです。ボクサーが試合前に減量するのとは訳が違います。ですので、サウナスーツみたいなのや厚着してランニングされている方をたまに見かけますが、そういったものは脂肪の燃焼とは関係ありません。むしろ脱水症状になるので、危険なためやらないほうがいいと思います。体温調節しやすいウェアでトレーニングしてください。
 
また同様のものがホットヨガです。室温も湿気も高めてあるため、ウェアが濡れるので汗を大量にかいた気分にもなりますので、達成感はあるかもしれませんが、ある程度は湿気の分ですし、汗の量と運動負荷は違います。むしろ部屋の温度が高いために、ヨガ自体の強度がそこまで上げれないこともあります。純粋にトレーニング強度を考えるのであれば、普通のヨガがいいかもしれません。
岩盤浴やサウナも同じです。
 
大切なのは身体の芯まで温まることで、
  • 体温が上がっているか
  • 血行が良くなっているか
  • 老廃物がでてデトックスされているか
ということです。
 
体温が低いと痩せにくいです。体温が低いところには脂肪もつきやすいです。また体温が1度上がると免疫も37%上がると言われています。体温が35度台だとガンなどの危険も高まります。
 
血行が良くなることも重要です。血行が良くなることで、体温が上がるのを助けてくれますし、老廃物も流れやすくなります。お風呂で温まることによって毛細血管が拡がるだけでなく、水圧が静脈の流れを助けてくれるので血行が良くなるのです。
その結果、代謝が上がるのでエネルギー消費しやすい身体になり、ダイエットに繋がります。そのような体質をよくしてくれる効果が大きいです。
それだけだなく、老廃物や疲労物質を流してくれることで、体の疲れもとれ、リラックスできます。
 

f:id:kubota-yuki:20150513203113j:plain

入浴するときの注意点

水分摂取を心がける

水分不足だと体調が悪くなることがあります。しっかり飲料水を持って入るなど、工夫して水分を摂取してください。長く入るときは特に注意です。
 

塩素を取り除くこと

お風呂に入った時にモクモクと白い霧のようになっているもの。あれは実は湯気ではなくて、水道水の塩素が気化したものです。
実際に塩素を取り除いてもらうと、お湯は温かいのに無くなるのがわかります。ということは湯気ではないんですね。塩素の気化する温度は沸騰したり、湯気が出るよりももっと低いので、そのようなことが起こります。
では塩素が気化したものを吸うとどうなるかというと、気分が悪くなります。
温泉では長風呂できても、家でお風呂に入っているとすぐにのぼせるっていうことがあるともいます。あれは脱水や温度でではなくて、塩素で気持ち悪くなっているんです。
 
また塩素のお湯に浸かっているとまだ他に厄介なことが起こります。
塩素は果物や野菜に含まれるビタミンなどをなくしてしまうという話は以前にしたと思います。それは人間でもそうです。皮膚や髪の毛に触れると栄養素を奪っていきます。
わかりやすのがプールです。プールに入ると肌は乾燥気味になるし、髪の毛は痛むし、目は赤くなるし。そういったことはみなさんも体験済みだと思います。それが湯船も水道水なので同じです。
アトピーなど肌が弱い方は、すでに意識されていて、もう常識だと思います。
 
体は不要なものが入って来てほしくないために、塩素のお湯だと毛穴を閉じてしまいます。体の芯まで温めたいのに、毛穴を締めてしまうと逆効果です。
温泉では湯冷めもしにくく、ポカポカしている状態が長続きするのは塩素が入っていないからというのも大きいです。(天然温泉の場合で、銭湯などで水道水を温めていたり、塩素を入れている場合を除く。スポーツクラブで働いているときは、お風呂やプールに塩素を入れてました。)
 
理想はシャワーも塩素がない方がいいので、お風呂用の浄水器を使うことです。これは使うとわかりますが、本当に気持ち良いです。自宅のお風呂が温泉になったかのようです。そして湯船のお湯がエメラルドグリーンになります。不純物がなくなるとお湯ってこんなに綺麗な色してるんだと思います。
 
「そこまではまだできないわ」という方は、まず塩素が中和される入浴剤を使われるのをオススメします。これだけでも体の温まり方は全然違います。
両方併用すると、非常に効果的です。
天然の保湿成分も入っている入浴剤を使うことで、肌の質感も変わります。
 
シャンプーやボディソープなどをこだわるのもいいですが、ぜひお水にも目を向けてみてください。
そうすることで、体の芯まで熱が伝わるので、ダイエット効果も高いです。
これからの季節でもシャワーだけで済まさずに、入浴の習慣を心がけて、ダイエットを加速させましょう!

 

 

f:id:kubota-yuki:20150323141407g:plain

フルオーダーメイドの身体メンテナンス空間
加圧パーソナルトレーニングスタジオ
小顔美容矯正サロン


大阪府大阪市北区豊崎3-17-3ー605

御堂筋線 中津駅 徒歩2分、阪急梅田駅 徒歩7分、JR大阪駅 徒歩10分
※近くにコインパーキング有

MAIL info@rooms-s.com
TEL 090-6067-5514